中小企業幹部候補専門の転職サイト

人生一度きりしかなくてそれでいいの?
人生楽しんだ者勝ち

メイン画像8

株式会社マクニカ出身

MM MOBILE, INC. 最高執行責任者

いつかスポーツビジネスの世界に

「私は、サッカー大好き人間でした。小さい頃からずっとサッカーをしていたんです。そのため、大学時代はサッカーに関連するビジネスがしたい、スポーツビジネスに携わりたいと考えていました。」と語る、新崎氏。大好きなスポーツ・サッカーでビジネスがしたい。そんな学生時代の夢を叶えるため、どんなキャリアを重ねたのだろう。

「日本で学生生活を過ごしていて、大学3年生になり毎日の大学生活に何か物足りなさを感じていたんです。そして、留学を決意しカリフォルニアで1年間勉強をしました。帰国後も、就職活動はせず、海外の大学院に進学することを決めました。当時はまだ、将来やりたいことが何か、明確に分かっていなかったように感じます。」

スポーツビジネスを学ぶことができる、アメリカの大学院に進学をした新崎氏。学業と並行して、スポーツビジネスに携わりたいという思いからインターンを探した。そこで、ほろ苦い経験をする。

「アメリカでスポーツ業界でのインターンを探すのは本当に苦労しました。スポーツ業界というのは、アメリカでも人気で、企業からすると英語も完璧ではない日本人を雇うメリットがほとんどないんです。当時、何のスキルもない私が活躍できる場は限られていました。」

アメリカの大学院の夏休みを利用し、日本へ一時帰国した新崎氏。念願だったサッカークラブ「横浜Fマリノス」でインターンとして4ヶ月働く機会を得る。そこでも、新たな気づきがあった。

「横浜Fマリノスでのインターン業務は、試合当日のイベントサポートをメインに、各部署の仕事を数日ずつ体験させていただきました。試合当日は、マリノスの選手が来て、その後アウェーの選手が来て、アップして、試合が始まる。この流れをベースにして、試合ごとにスポンサーとコラボして、イベント運営に携わりました。インターンを通じて、サッカーチームの運営の一端を垣間見ることができ、マリノスには今でも大変感謝しています。」

マリノスのインターンを通して、「自分のキャリアについて、明確な軸を見つけることができた」と当時を振り返る新崎氏。

「楽しく仕事をしてお金を貰えれば最高だと気がつきました。楽しく仕事をして、それでお金をもらっている人もいるじゃないですか。(実際には楽しさだけでなく、辛いこともいっぱいあると思いますが・・・笑)単純に自分もそういう風になっていきたいなと思いました。」

“楽しく仕事をしてお金をもらう”。この考えは、今後の新崎氏の働き方に対する価値観の根幹を成すようになる。

スポーツビジネスの道から技術商社の道へ

大学院の夏休みの期間中に、横浜Fマリノスのインターンと並行して就職活動を行っていた新崎氏は、留学生向けの就活フォーラムで、マクニカから内定をもらう。卒業後の進路は、インターンをしている横浜Fマリノスか、それとも内定を獲得したマクニカか。新崎氏の選択は、マリノスではなく、半導体商社のマクニカだった。

どのような心境でこの選択をしたのだろうか。

「技術商社マクニカを選んだ理由は2つあります。1つは、スポーツビジネスにインターンとして携わった経験から、人との繋がりがあればスポーツビジネスの世界に戻れる可能性があると感じたからです。もう一つは、海外キャリアも視野に入れた場合、マリノスでなくマクニカのほうが海外で活躍できるチャンスが多そうだと思ったからです。」

「後悔しない選択と、今しかできない選択を考えた時に、マクニカでいったん力をつけてからマリノスに戻れば、マリノスにとっても自分にとってもプラスになると考えたんです。マリノスでは社長の嘉悦さんをはじめ、社員の皆さんとは懇意にさせて頂いていましたし、私が優秀なビジネスマンになっていればマリノスで受け入れてもらえるだろう、という想いもありました。ビジネスの経験を積んだ上で、私が『マリノスでもう一度仕事がしたい』と言ったら、チャンスはあるだろうという自負もありました。」

スポーツビジネスの世界ではなく、技術商社を選ぶという選択は、新崎氏にとって迷う決断であり、その選択を後悔したことはなかったのだろうか。

「もちろん、当時はすごく考えました。最後は、マリノスに戻れるくらいの実力をマクニカで身につけてやろう、と意気込んで決めましたね(笑)。この決断に後悔はありませんし、マリノスで働いたほうが良かったなと、思ったことも一度もありません。」

営業がとにかく楽しかったマクニカ時代

スポーツビジネスではなく、「半導体」という新たな領域でチャレンジすることを決めた新崎氏。実際にマクニカではどのような働き方をしたのだろう。 

「毎日熱中して仕事に打ち込んでいました。営業がすごく楽しかったんです。営業は自分が打ち込んだ結果が分かりやすいので、頑張るモチベーションとなりました。『一億円の案件を取ってきました』みたいな日々の仕事に、プレッシャーと責任感を感じつつも、ゲームのような楽しい感覚を持っていました。」

マクニカ時代の「仕事の楽しさ」とは、自分が頑張ってそれに対する成果が出た時であった。「楽しい」のニュアンスがその時々によって違うにせよ、“楽しく仕事をする”というのがやはり新崎氏のワーキングスタイルとなるようだ。

まずは、目の前の自分が取り組むべきことに一生懸命取り組む。かつ、それが楽しい。楽しいからもっと頑張ろうと思う。自分が今出来ることに全力で取り組んでいた新崎氏に、新たな機会が訪れ、二度目の選択の時がきた。

「マクニカでは、比較的額の大きい商材を扱っていたため、意思決定権を持つ方とお話しする必要があります。そのため、自ら経営層にアプローチをしていく営業方法をとっていました。そんな働き方をしている時、現在働いているエムエムの社長と再会しました。その方は、マリノスのインターンを紹介してくれた恩人でもありました。その方とのお付き合いを深める中で、『エムエムで海外の事業を起ち上げたいから、それをやってみる気はないか』というお話、つまり転職のお誘いを受けるようになりました。」

出会いから生まれた新たな選択肢

大手、技術商社からベンチャー企業エムエムへの転職。迷いや不安はなかったのだろうか。

「エムエムの社長と何度も話し、自分でエムエムへ行くと決断できたので、悩むことはありませんでした。マリノスの時と同様、私の転職に対して最後はマクニカも応援してくれました。マクニカの仕事もとても好きだったんですけど、より自分に負荷をかけたいと思い、エムエムへの転職を決意しました。負荷をかけなくても仕事を完璧に出来るのだったら誰も苦労はしないですけど、やはりそう簡単にはいきませんよね(笑)。自分に、より負荷がかかる環境を選びました。」

「最悪うまくいかなくても、死ぬわけじゃない」という、ある種の楽観的な考えを持って転職に踏み切る。これが、思い切った決断が出来る一つの要因となっているかもしれない。
 

現在のエムエムでの働き方

 
現在は、エムエムの海外事業の立ち上げを一任する新崎氏。海外で働く、海外で事業を展開することは、並大抵のことではない。働き方は大きく変化した。

「今はアメリカの現地法人を起ち上げて、1年弱くらい経ちました。それのオペレーションをしていて、何でも屋という感じです。人を雇って、給料を支払い、商品・サービスの値付けをして、新しいサービスを考えて、自分で営業もして、これからの事業計画を立てる。いわゆる何でも屋ですね(笑)。全てのオペレーションに自分が関わりますし、全てのオペレーションの責任は自分にあります。毎日、自分が先頭を走り抜けなければなりません。この働き方にプレッシャーはありますが、楽しいです。」

「今、困難だと思うのは、『何事も自分で決めていく』ということです。日本で働いている時は、同じように営業をしている仲間や同期がいて、会社のチームもありました。何かにつまずいた時、相談したら答えが見つかるんです。しかし今は、そのような相談相手も、組織構造もありません。いつもどこかで孤独を感じていますね。」

そんな中でも、事業を前へ前へと推し進めようとするモチベーションは、どこから生まれてくるのだろう。

「自分の生い立ちと関係しているのかもしれません。うちの父親も独立して、中小企業の経営をしてきました。この姿を見ていたから、サラリーマンとして生きるよりかは、新しく何かを起ち上げていく人生のほうが面白いし、楽しいのではないかと考えていました。事業が大きくなってくるのは楽しいですね。人も増えてお店も増えて、というのは単純に楽しいです。けど、今は辛さのほうが大きいかもしれないですね。(笑)」

新崎氏は、“楽しく仕事をする”というテーマはそのままに、「楽しさ」の視座を上げていった。

マリノス時代は、自分が好きなものだから楽しい。マクニカ時代は、「営業」という仕事で成果を上げられるのが楽しい。そして現在のエムエムでは、「事業」を大きくするのが楽しい。当然、新崎氏の立ち位置や成長に応じて、その視座は比例するのだろうが、注目すべきはその軸が一貫してぶれていないことである。

スポーツビジネスを入り口としてスタートした、新崎氏の仕事人生だが、この先無限の可能性を秘めているとともに、必ずそこには「楽しく仕事をする」というテーマが伴っているだろう。

脱藩者へのメッセージ

「『人生一度きりしか無くてそれでいいの?』と、自分に問い直してみてください。私はやりたいことがたくさんあります。今は、やりたいこと1つ1つに挑戦しています。最終的には、スポーツビジネスに関わりたいです。今は、会社を大きくしたいですし、例えば、『上場させたらどうなるのか』そんなことを考えるとわくわくします。別にどんなに大きな失敗しても死ぬことはありませんし、人生の終わりみたいに悲観する必要はないと思うんですよね。チャレンジしたほうが、楽しい人生ですよ!」

人生一度きり。迷ったら思い切って決断して行動すべし。そしてそこには、人生一度きりなのだから、自分が納得いく選択をして楽しく仕事をしよう、という新崎氏の生き様を表すようなメッセージが込められていた。

(取材・文/城戸秀平)

LINEで転職相談・脱藩エントリー

アドバイザーへの転職相談をすることができます。会員登録等、不要なのでお気軽にご連絡ください。『@dappan』で検索し友達追加してください。