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志を持って突き進む!
日本の開国を目指す取締役が語る波乱万丈な脱藩ストーリー

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株式会社インテリジェンス出身

JELLYFISH HR Director・株式会社JELLYFISH 取締役

プロフィール

今回は、JELLYFISH HRのDirectorと株式会社JELLYFISHの取締役を兼任する、新城優氏にお話を伺った。2007年に日本で創業したJELLYFISHグループは、『Expand your horizons』という経営理念のもと、現在ベトナム・フィリピン・インドネシアの4ヶ国8拠点で、教育・留学・就職といった“人”に機会を提供する事業を行っている。新卒で倒産を経験するという波乱のキャリアを持ち、沖縄、東京、そしてアジアへと活動拠点を広げていった新城氏。一体どのような経緯で現在に至ったのだろうか。

自ら切り開いたファーストキャリア

沖縄で生まれ育ち、沖縄を何とか盛り上げたいという思いから、沖縄での就職を望んでいた新城氏。まずは裁量権を与えてくれるベンチャーで働き、大手に転職して組織を学んだ後、独立する、というキャリアプランを立てた。

「就活生時代は沖縄電力に入れば一生安泰だよねと言われていました。でも僕の性格的にそんなキャリアは嫌だなと思ったんです。だから、典型的な就職活動はほとんどしませんでした。ファーストキャリアのサイバーファームは、たまたま学校に、沖縄に本社を構える会社の社長が来ていて、この人超格好良いと思ったことがきっかけで入りたいなと思いました。しかし、新卒募集をしていなかったので、会社に何回も電話とメールをした結果、面接してもらう機会を得て、入社させてもらいました。」

新卒入社の新城氏が配属されたのは総務部。ベンチャー企業のため、新卒を育てる雰囲気は当然なく、新城氏が望んでいたような働き方はできなかった。そんな中、東京で働きたいという思いが生まれたと当時を振り返る。

「社員総会のため全国から全社員が沖縄本社に集まる機会があったんです。役員クラスの人たちに時間を取ってもらって面接をしてもらうチャンスだと考えました。いろいろ掛け合って、各事業部の方と面接をしてもらえる機会を得ました。そしてある事業部の部長が声を掛けてくれて東京でのキャリアが始まりました。」

思いもよらない会社の倒産

東京でのキャリアをスタートし、新城氏のライフスタイルは激変した。1日の睡眠時間は3〜4時間になり、帰宅するなり倒れこむように寝ては、このまま一生起きなくていいと思った時もあったと振り返る。そんな生活にも慣れてきたころ、新城氏は新卒で経験するとは到底予想できない経験をする。

「会社に金融庁の捜査が入ってきたんですよ。朝いきなり20人ほど見知らぬ人が入って来たかと思えば、手を上げてくださいと言われたんです。僕らの携帯を全部取られて、調べ上げられました。そこで『この会社はヤバいな』と思いました。結局その場に問題はなかったのですが、その後1年半ぐらいで会社は潰れてしまいました。」

怒涛のセカンドキャリアのスタート

会社倒産の少し前から、上司の勧めで登録していた人材紹介会社を通じで、インテリジェンスでセカンドキャリアをスタートさせた新城氏。どのような思いでこの会社を選んだのだろうか。

「会社選びにそこまでこだわりは持ちませんでした。ただ、結構大きな会社だったので、大企業の組織構造を学びたいと考えていましたね。辞めて何をするかは考えてなかったけれど、合わなかったら合わなかったで次を探せばいいと思っていました。」

大企業でセカンドキャリアを歩み始めた新城氏は、自身を追い込むために、3年で辞めると決めて働き始めたという。

「人間は期限を決めないと動かないと思います。別に3年じゃなくてもいいし、辞めた後に何をやるのか決めておく必要もないです。だた、3年で辞めることを考えたら悠長に働いていられないじゃないですか。1年終わるとあと2年しかない。2年終わったら、あと1年しかない。ゴールを決めることで、その時の自分に満足せず、自分を追い込むように仕事に取り組みました。」

インテリジェンスに転職し、配属されたのはキャリアリビジョンの転職サイト事業部。媒体営業を半年行った後、主に中小企業を相手とした新規開拓業務を行っていた。入社して3年が経とうとする頃、中国にて新規開拓の立ち上げリーダーになるチャンスを得た新城氏は、活動拠点を中国へ移し、3年間働き上げた。

偶然の出会いから会社設立へ

中国で3年間働きながら、アジア市場に魅力を感じた新城氏。新たな挑戦と自己成長のため、インテリジェンスを辞めて、ASEAN地域を転々と見て回る旅をする中、ベトナムでのビジネスチャンスを肌で感じたという。その後、プノンペンで人材紹介と語学教育に携わり、日本で働くことのできる能力を持つ外国人のための人材紹介ビジネスに情熱が生まれる。そして、再びベトナムへ戻った時、転機が訪れる。
「ベトナムでJELLYFISH現代表の田中と偶然、知り合いの紹介で出会いました。彼は当時、ベトナムで留学センターを運営していたんです。初めて彼と会った時は一緒に何かをやるつもりは全くなく、『留学事業が儲かるのか?』と思ったくらいでした。しかし、話してみるとビジネスチャンスを感じたと同時に、彼のビジネスを超えた熱意に圧倒されました。彼は、留学生など外国人の求職者と日本のこれからの労働人口減少に目をつけ、雇用を創出したいと考えていたのです。僕は、留学生など、外国人を対象に人材紹介ビジネスをしたいと考えていたため、方向性も合致し、ゼロからやるよりも一緒にやったほうがスピード感を持ってできるなと。全く意図しない出会いから、一緒にビジネスを始めるまでに至りました。」

事業を立ち上げることも、平坦な道のりではない。睡眠時間などなく、受注の度に契約書を自ら作成、常にキャッシュの残高を気にする生活だったそうだ。それでも夢中になれたのはなぜだろう。
「無我夢中で、業務をこなしていました。トラブルが必ず起きるけど、それが面白かったですね。問題が発生し、それを片付けて行くたびに、どんどん会社が形になっていくことを実感します。この成長の実感は面白いです。」
こんなエキサイティングな状況の中、新城氏は無給で働いていたという。貯金が底をつきそうになる中でも社員や会社に対する姿勢はブレなかったと当時を振り返る。
「無給で働いている時から、みんなを常に食事に連れて行ったりしていました。最初は、口座から金が減り続けることは恐怖でしたね。でも、事業が軌道に乗れば取り返せると信じていました。そして、当たり前のことですが会社が大きくなるにはなんといっても仲間である社員が必要です。『どんな状況下でもついて来てくれた社員を大切にしたい』という想いは常に強く持っています。」

経営者としての喜び

新城氏は、日本の労働人口減少問題の解決に向けて、国内に優秀な外国人を増やすこと、日本人を海外に輸出することを目標としている。日本で働く能力を持つ外国人と企業、海外で仕事をしたい日本人と企業とを結ぶ架け橋となり、再び日本を開国させるべく、日々奮闘している。

壮大な目標を掲げる新城氏の、仕事における喜びと何なのか伺ってみた。

「JELLYFISHでは社員をクルーと呼ぶのですが、クルーが会社を通して今まで自力では叶わなかったことを経験できた時、この会社で経営者として働ける喜びを感じます。会社を立ち上げて1年弱、ようやく会社が軌道に乗ってきて、去年初めて社員旅行を行うことができました。クルーの中には、これまで1度も飛行機に乗ったことない人がいたんです。『飛行機に乗りたい』というクルーの夢が叶えてあげられた時は、本当に嬉しかったです。僕らの会社に来るまで叶わなかった経験を、クルーにさせてあげられることは純粋に嬉しいです。」

インタビュー中も、社員に対する独自の思いを語ってくれた。

「クルーに対して、僕のやりたいことに付き合ってもらっているという感覚でいます。彼らは、僕らのベンチャーに来なければこんなにしんどい思いをしなくて済んだかもしれないですからね。だからクルーを採用するとき『給料を上げることと、あなたを成長させるのが僕の仕事。だから厳しく感じて辛いかもしれないけど、それに対して全力で応えてほしいし、応えられないときは言ってほしい。』と必ず最初に言っています。それでも付き合ってくれるクルーがいるから、一緒に会社を大きくして、社会に価値あるものを残し続けることができる。クルーには本当に感謝しています。」

志があるなら早く脱藩した方がいい~未来の脱藩者へのメッセージ~

「脱藩するかしないはどっちでもよいと僕は思います。自分で面白いことをしたかったら自由に動ける環境に身をおいたほうがいいし、今の環境が面白いならそこにとどまる、ただそれだけのことだと思います。

転職を考える時に大事なのは、不満があるから辞めるのではなく、不満が何なのかをよく考えてみることじゃないでしょうか。会社に対しての不満なのか、会社の中で何も出来ない自分が不満なのか、目標が無い自分に対して不満なのか、一度整理してみてください。一概に不満があるから脱藩するというものではない。一方、自分にはっきりした志があるなら早く脱藩したほうがいい。難しく考えず、シンプルに捉えてみたらいいと思います。やりたいことがあって今の会社にいては出来ないから出るという脱藩だったら、自信を持って一歩踏み出して欲しいですね。何をやりたいかわからないので脱藩するのだったら藩の中にいたほうが絶対安心ですよ。」

(取材・執筆/新見祐加)

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